音楽ビジネス

音楽家の時給を計算してみた。

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音楽家の時給はいくら?

音楽家の時給はいくら?

”音楽家の時給”と言っても、音楽の仕事はそもそも時給で換算できるものだけではありません。

今回は、あくまで”音楽家の仕事を時給を計算してみると?”という想定でお話していきます。

まずは、音楽家の業種によっても変動するかと思います。

〜音楽家の業種一例〜

  • 演奏家・ミュージシャン
  • 作曲家
  • 編曲家
  • 講師
  • 録音エンジニア  など他多数

特に制作系では、作曲家であれば曲が出来上がるまでが”仕事の時間”になります。
朝起きてご飯を食べている時から、お風呂に入っている時も、布団に入ってからも仕事の事を考えているという事はよくあります。

 

そもそも時給とは?

時給とは、辞典によると「1時間単位で支給される給料」だそうです。

一般的なバイトでは、バイトの時間のみ仕事をする事になります。

コンビニのバイトであれば、勤務中にレジ打ちをしたり、商品を陳列したりします。

勤務が終われば、家に帰ってレジ打ちの練習をしたり陳列の準備をしたりという事は、ほぼ無いかと思います。

ところが、音楽家の場合は1時間の仕事をする場合にその準備や練習に1時間〜1日(またはそれ以上)かかる事はよくあります。

 

一般的な音楽家の時給は?

結婚式で生演奏

バイトにも、見習い、リーダー、サブリーダーなどがあるように、音楽家にも学生、ベテランから様々なランクがあり、時給も様々です。
今回はテレビや映画で活躍したり、オリコンにランキングするような超有名人は除いて換算します。

まずは、一般的なバイトの時給は以下の通りです。

地域によって多少差はあるようですが、概ね以下の金額のようです。

 

一般的なバイトの時給

1時間  871円(愛知県の最低賃金)

 

そして、音楽家の時給です。

ここでは、演奏家・ミュージシャンの時給として考えてみます。

一般的な音楽家の時給

1時間  3,000〜50,000円

3,000〜50,000円となると大分開きが大きいように感じるかと思います。

学生・セミプロなのか、プロなのか?

演奏家であれば、経験や実績によっても変わります。

知名度、顧客満足度も重要なポイントです。

 

一般的なバイトには無い『○○』が落とし穴

先ほどの一般的な音楽家の時給を見ると、高いと思われた方もみえるかもしれませんが、

実際音楽家が受け取る金額をみると、一般のバイトの時給と変わらないケースもあります。

 

それは、一般のバイトにはスバリ『経費』が無いからです。

例えば一般のバイトで制服を着る場合、大抵はお店から無料で提供されます。

お店の備品はもちろん、お店が購入したものです。

ところが音楽家は、音楽に必要なものは全て自分自身で揃えなければいけません。

〜演奏に必要な経費例〜

楽譜 200〜10,000円
練習スタジオ代 2,000〜5,000円
楽器消耗品 1,000〜5,000円
楽器メンテナンス  3,000〜20,000円

上記だけではなく、衣装代、衣装のクリーニング代など細かな経費がかかる場合もあります。

例えば、1時間の演奏のために

3,000円分の楽譜を購入して、練習スタジオ代を3,000円払い、消耗品を3,000円購入し、楽器のメンテナンスを6,000円で行うと、

経費 =  15,000円

この他に交通費(5,000円程度想定)も含めれば、かかる費用は20,000円になります。

楽器については”減価償却”という考えもありますので、また別の機会にお話します。

上記で換算すると、

例えば時給が10,000だったとしても、

10,000円(時給) - 20,000円 (経費+交通費)= -10,000円(実際の時給)

1時間だけだと、なんと赤字になってしまいました。

 

時給という事なので1時間10,000円であれば、3時間で30,000円。

30,000円(時給×3) - 20,000円 (経費+交通費)= 10,000 (実際の時給×3

この場合時給に換算すると、約3,333円となります。

ただ練習の時間には時給は発生していないので、それも含めると一般の時給と同じくらいになってしまう場合もあります。

 

〜他の例〜

時給が30,000円の場合で、3時間の仕事だと
90,000円(時給×3) - 20,000円 (経費・交通費)= 70,000 (実際のお給料)

この場合時給に換算すると、約23,333円となります。

 

ここでもう一つポイントは、

音楽の仕事は一般のバイトのように毎日同じ分だけあるとは限りません。

朝10時から夕方6時まで、決まった時間にあるわけではなく、

1日5時間が3日続く日もあれば、全くない日が3日続く日もあるかもしれません。

 

そんな需要供給のバランスも金額に影響があります。

 

最後に

冒頭にお話した通り、今回はあくまで”音楽家の仕事を時給を計算してみると?”という”想定”での計算になります。

実際の音楽家の仕事は、時給で換算するのは難しいケースが多いです。

上記のように単純に演奏時間、制作時間、拘束時間だけで計算される事は少ないからです。

ただ一つ言える事は、

音楽の仕事は、たくさんの準備時間と経費がかかります。

音楽の仕事を発注する場合も、受ける側もそれを踏まえてお金の相談できると良いかと思います。

 

ちなみにバイトでは、地域によって賃金の格差があるようです。

これは、音楽家にも言えることかもしれません。

地域別最低賃金の全国一覧

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

 

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