ピアノの調律について
結婚式場などにも置かれているピアノは、アコースティックピアノといって横型の大きなグランドピアノ、縦型のコンパクトなアップライトピアノがほとんどです。いわゆる生のピアノは、電子ピアノは違い調律が必要です。
ピアノは、使用しているうちに弦が緩み音が合わなくなります。
ひどい場合には聴いていて気持ち悪くなってしまうピアノもあります。
結婚式といえば、『美味しいお料理に、おしゃれな空間、とっておきの衣装に・・・』とスペシャルを揃えていく感じだと思いますが、
そこにもし、調律の合っていないピアノがあったらどうでしょう??
もちろん人によって感じ方が違ったり、調律のずれ具合によってはさほど気にならなかったり、と微妙な側面もあります。
ただ調律においては正解が決まっており、料理のように塩加減が濃いめ薄いめという訳ではありません。
ちなみにA=442Hzといって、ラの音を442ヘルツに合わせるのが一般的です。チューナーといって音を測る機械もあります。
結婚式場のピアノは調律がずれやすい??
シャルテでは数多くの結婚式場で演奏をさせていただきましたが、残念ながら調律がイマイチの式場も少なからずありました。
その場合、式場の方があまり気にしていないパターンと、少し気になるけど予算がないパターンとあります。
前述の場合はあまりにひどくずれていると、ゲストの方で音楽に詳しい方がいると不快に思われるかもしれません。
後述の場合はなかなか難しい問題ですが、なかなか予算がつきにくという現状もあります。
聴覚は味覚や視覚と違い、一般の方がわかりにくというところにもあります。
飾られている花であれば、枯れているか枯れていないか、見れば一発でわかります。
ピアノの調律は、ずれているかずれていないか?一般の方に判別がしにくいのです。
判別がしにくいのなら、ずれていても大丈夫?
せっかくの結婚式ですので、10人中10人が満足していただけるお式になることをお勧めいたします。
そして、実は
『結婚式場のピアノは、調律がずれやすいのです』
結婚式というと大体土日にあり、月に10回あるかないか。
一般の音楽教室等のピアノの方が長い時間使用されており、そちらの方がずれやすい感じもしますが、結婚式場のピアノがずれやすいのは別に理由があります。
それは、『移動』と『外気』です。
結婚式場では式ごとに様々な配置で行われ、その度にピアノが移動されます。その移動の度に少しづつ調律が狂っていきます。
もう一つ結婚式では、式場と庭を開放することが多くあります。外の風に晒されたり、特に海沿いの場合は海風の影響を受けることもあります。
調律の料金
気になる調律料金ですが、調律師さんやお店によっても変わりますが、以下が一般的な料金です。
アップライトピアノ ・・・1万円〜1万5千円程度
グランドピアノ ・・・1万5千円〜2万5千円程度
KAWAI ピアノの調律料金
https://www.kawai.jp/support/service/piano/menu/price/
ちなみに音楽会やコンサートでピアノを使用する際は、毎回必ず調律を行います。
では、調律をしない場合は??
もちろんあります。
例えば、ピアノの移動もなく調律してから1ヶ月も経っていない場合等。
これは、状態次第なのでなんとも言えません。
結論、ピアノ調律しますか?別の方法は?
結論、ピアノは調律しておいた方が安心です。
ただ限られた予算の中で難しい場合は、音楽に詳しい方に相談してみるのも良いかもしれません。
もうひとつの手段として・・・
『電子ピアノ』の使用
電子ピアノは調律がズレることはありません。持ち込み料金として1万円程度かかることもありますが、調律より安くなる場合もあります。
近年の電子ピアノはとても性能も良く、選択肢の一つです。
電子ピアノの演奏例↓
グランドピアノの演奏例↓
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